今月のチーズのお話

2018 March

ブリケット ド レカイヨン( 農家製) Briquette de l’Ecaillon
ブリケット ド レカイヨン( 農家製) Briquette de l’Ecaillon

掲載日:2018/03/22

ブリケット ド レカイヨン( 農家製) Briquette de l’Ecaillon

ブリケット ド レカイヨン( 農家製) Briquette de l’Ecaillon 

レンガを連想させる可愛らしいシェーヴル、「ブリケット・ド・レカイヨン」の生まれ故郷は、ベルギー国境、ノール・パ・ド・カレ圏。この地にある「シュヴルリー・ド・レカイヨン」(レカイヨンの山羊小屋という意味)という農場で、ジャン・フィリップ・ブルゴワさんがつくるオリジナルチーズです。
 レンガを連想させる可愛らしいシェーヴル、「ブリケット・ド・レカイヨン」の生まれ故郷は、ベルギー国境、ノール・パ・ド・カレ圏。この地にある「シュヴルリー・ド・レカイヨン」(レカイヨンの山羊小屋という意味)という農場で、ジャン・フィリップ・ブルゴワさんがつくるオリジナルチーズです。
 名だたるシェーヴルの生産地はロワール川流域に集中していますが、シェーヴルの人気とともに飼育しやすい山羊は、今や世界中で人気です。ブルゴワご夫妻がエカリオンの谷の農場に移り住んだのは2008年のこと。マロワルの産地として知られるノール・パ・ド・カレ圏は西岸海洋性気候に属します。フランス国内でも有数の日照時間と降水量に恵まれ、古くから農業が盛んな土地でした。ブルゴワ氏は豊かな牧草が育つ条件を満たしていること、また、大好きな山羊を育てたいという情熱も募り、山羊を飼い、家族のためにチーズをつくるようになりました。職人としての腕も少しずつあがり、趣味はとうとう本格化。2012年にはアトリエも完成しました。現在飼育する山羊は150頭。チーズの品質は山羊がどのような環境で飼育されているのかが重要なカギになります。ブルゴワ家では刈り取った豆科のルーサン(アルファルファ)を1日5回与えることで良質のミルクを確保しているとのことでした。この土地ならではのチーズで勝負したいという熱い想いから生まれたのが「ブリケット(煉瓦)」なのです。ノール・パ・ド・カレ圏には、北西ヨーロッパの中ではドイツのルール鉱脈に次ぐ大きな規模を誇る鉱脈がありますが、石材が採れなかったために煉瓦造りの家が多く、北部フランスらしい赤茶色をした古い煉瓦の町並みが想像できるように、アナトーで色づけされています。ブルゴワ氏はナチュラル、サンドレ(灰付)、の他にも、ドミノと呼ばれる半分がサンドレというユニークなブリケットも製造しています。
 春も真っ盛り、旬を迎えたシェーヴルをぜひお楽しみいただきたいと思います。